くるくるワイドのスタートを考える前に、まずはそれぞれの相場の状況ごとにくるくるワイドの特徴を整理していきます。
相場の状況を予測するときの考え方ですが、縦軸と横軸で考えると簡単に5パターンは出ます。
まずは縦軸(価格)で簡単に上がる。下がる。どちらでもない(レンジ)。の3つがあって、そこから横軸(時間)でどう動くのかを考えればいい。これで簡単に5パターンになる。
まずは相場の状況ごとに、くるくるワイドの特徴を整理してみる。
くるくるワイドの本体はロング、比較として普通のトレードも考えます。
1)急な上昇(直線的、期間短い)
くるくるワイド△。普通のトレード〇。
これは実はくるくるワイドは苦手。
ヘッジトレードは早々に塩漬けになり機能停止。
トラップ益もほとんど貯まらず複利が建たない状況。
ゴールした時は本体の利益はヘッジトレードとトラップの含み損で相殺され、残る利益は僅かな複利益だけです。
ほぼプラスマイナスゼロといっていいと思います。
2)じっくり上昇(ジグザグ、期間長い)
くるくるワイド◎。普通のトレード〇。
これはくるくるワイドが最も効果的に機能する場面です。
トラップが機能し複利を建てながら上昇していきます。
出口に到達したときには大きな複利益が残っているはずです。
3)レンジ
くるくるワイド〇。普通のトレード△
レンジもくるくるワイドの得意とするところです。
ヘッジトレードもある程度機能するでしょうが、ここではトラップが活躍します。
レンジではヘッジトレードと本体はあまり意味がなくなるので、通常のトラリピのような動きになります。
レンジと判断してピンポンや先消しなどの戦略を使えれば、大きな利益も期待できます。
4)じっくり下降(ジグザグ、期間長い)
くるくるワイド△~〇。普通のトレード×。
逆行でも時間が稼げる場合は、くるくるワイドのヘッジトレードとトラップが効果的に機能します。
そのまま落ち続ける場合でもプラスマイナスゼロくらいで耐えることは十分可能です。
耐えた後に戻したところで終了すれば複利が機能しているはず。
途中苦しかったけど終わってみれば結構利益が残っていた。というのはくるくるワイドでよくあるパターン。
5)急な下降(直線的、期間短い)
くるくるワイド×。普通のトレード×。
ヘッジトレードが追い付かないような急激な逆行にはくるくるワイドも苦しくなります。
複利が切られ、トラップ益も吐き出して全体が機能不全に陥ります。
こうなるとくるくるワイドの定石から外れた対策も必要になってきます。
ザッと考えてみましたが、やっぱりくるくるワイドは優秀だなと思いました。
×は1個しかないし、ほとんど場面で△(プラマイゼロ)以上になる。
1番の急な上昇と3番のレンジは複利と固定ポジションがほとんど機能しないので、くるくるワイド検証用インジケーターでもかなり正確にシミュレーションできます。
でここからが本題。
くるくるワイドはどういう状況でスタートするのが一番いいのか?
という話です。
まず避けなければいけないのは急な下降(ショートなら上昇)です。
流石のくるくるワイドでも急激な逆行はどうにもなりません。
逆にそれだけを回避すれば後はなんとかなる。
通常のトレードで考えると戻しを待ってエントリーするのが基本です。いわゆる押し目・戻り目というやつですね。
伸びた先で入るのは悪手になります。なぜならほとんどの場合一旦戻しがあるから。
ただくるくるワイドの場合、押し目・戻り目で入るのはあまり良くないと思うんです。
戻しを待って入るとその後はどうなるか、スーッと伸びていくことになります。
これは1番の急な上昇と同じです。こうなるとくるくるワイドはほとんど利益がでません。
くるくるワイドには通常のトレードのセオリーは当てはまらないんですね。
じゃあどこで入るのがいいんだい?ということになる。
考えたのは伸びた先の手前くらいの位置がベストかなと思うんです。
例えばダブルボトムで底を打って、高値を抜いたちょっと先くらいの位置。この辺で落ちてこないのを確認して入る。
この状況だと抵抗線が2本ある状況になります。
ダブルボトムの底のラインと、間の山の天辺ですね。エリオット波動で言えば1波の高値の位置です。
ここから先の動きを考えていきます。
上昇したとしても一旦価格は戻すと考えるのがセオリーです。実はここが伸びた先でいきなり下げ始めるかも知れません。
どちらにせよ一旦は下げるとして、どこまで下がるのか。
まずは間の山の天辺。エリオット波動1波の高値の位置が目安になります。
ここでの下げは高値を抜いた後の戻しなので、揉み合いながらジグザグに落ちてくるのが理想的。
トラップが回転し、ヘッジトレードもうまく機能すると思います。
狙い通りエリオット波動1波の高値で反発してくれれば、トラップ益で貯まった複利のカウンターが決まるはず。
もちろんこの高値を抜いて下げることもあります。
次の抵抗線はダブルボトムの底。
ある程度の時間は稼げるし、底は簡単には抜かれないのでは?
そしてここまで下げたのであれば、一度はそれなりに大きな戻し(上昇)が入ると思う。
下げた後どの辺まで戻すのか、今度はさっきの山の天辺が目安になると思います。
これは本体の建値よりいくらか下くらいの位置でしょうか。
2本の抵抗線があって時間をかけて逆行した後。本体の建値近くまで戻した状況。これは3番のレンジと言えるのでは。
レンジはくるくるワイドの得意とする状況です。
本体のスタート位置にもよりますが、しっかり戻せば十分にプラスで終了できるのでは。
戻しが弱くても4番のじっくり下降の状況です。最悪プラスマイナスゼロで撤退でいいと思います。
注意したいのはここで再び上昇すると思って粘るのは多分ダメってこと。
エリオット波動1波の高値で反発しなかった時点で理想とするシナリオから外れてしまっています。
この時点で負けですが、負けても損失が最小で済む位置でスタートしているのがポイントです。
欲はかかずにここはプラスマイナスゼロで良しとして仕切り直し。次のチャンスに備えるのが最善手でしょう。
最後に今回のまとめです。くるくるワイドはどういう状況でスタートするのが一番いいのか?
伸びた先の手前くらいの位置がベストかなと思うんです。
例えばダブルボトムで底を打って、高値を抜いたちょっと先くらいの位置。この辺で落ちてこないのを確認して入る。
もし結果的に伸びた先(高値を掴む)でスタートしてしまったとしても、くるくるワイドなら半分くらい戻せばトントンくらいになってるんじゃないかな。逆行で入るよりはいいと思うんだけど。
正確には覚えていないけど、魚屋さんがくるくるワイドのスタートで言っていたのは。必ず順行で入ると、抵抗線が2本あるときは迷わず入るって言ってたと思う。
これにも合ってると思うけど、どうだろう?
漠然と考えていたことを整理したら、なんとなくどこでスタートしたらいいのか見えてきた。良かった。
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