仮想建値化解除と固定ポジションの矛盾。くるくるワイドの資金管理のバランスが崩れる瞬間があるんだよ。

仮想建値化解除と固定ポジションにはちょっと矛盾がある。気づかないうちにくるくるワイドのリスク管理のバランスが崩れているかも知れない。

くるくるワイド投資術では仮想建値化と固定ポジションを繰り返して利益を積み上げるという解説がある。

これ自体に間違いはないんだけど、くるくるワイドの資金管理のなかでこれをやろうとすると「あれ、おかしいぞ!」となった。

くるくるワイドの運用中は常にゴールに到達したとき

本体利益=トラップ含み損+ヘッジトレード含み損

になるように資金管理を行う。

本体とトラップとヘッジトレードの総利益はゴールしたときに必ずプラスマイナスゼロになる。

固定ポジションも途中で損切りになるので、くるくるワイドで最終的に残る利益はトラップ益から建てた複利の利益だけになる。

これは以前にも詳しく書いた。

さてここから固定ポジションと仮想建値に話を戻す。

仮想建値化を解除して固定ポジションを建てるとどうなるのか考えてみよう。

さっきも説明したようにくるくるワイドでは常に

本体利益=トラップ含み損+ヘッジトレード含み損

になるように資金管理を行う。

仮想建値化を解除するということは、本体の建値を戻すということで、これは本体の利益が減るということになる。

くるくるワイドの基本設定の本体7万通貨で考えると。

ゴールを7円先とすると本体の利益は7万通貨×7円で49万円になる。

仮想建値化を解除して1円建値を引き上げると、本体の利益は7万通貨×6円で42万円。

建値を1円引き上げた分の7万円(7万通貨×1円)本体の利益は減ることになる。

つまり単純に仮想建値化を解除して固定ポジションを建てると、くるくるワイドの基本の資金管理である

本体利益=トラップ含み損+ヘッジトレード含み損

が成り立たなくなってしまうわけなんだ。

しかし魚屋さんの過去のトレードを見返してみると、この矛盾は気にせずに仮想建値化解除と固定ポジションを繰り返しているっぽい。

これを無視してもいい理由は2つくらい考えられる。

1つ目は複利。

仮想建値化を解除して建てた固定ポジションの損失を複利益でカバーしているということ。

くるくるワイドで仮想建値化を行うのは逆行したときなので、それなりにトラップも回転して複利も建っている状況だと思う。

攻撃的複利が5,000通貨くらい建っていればゴールしたときに固定ポジションの損失をカバーできるんじゃないかな。

単純にトラップ益で考えれば、2ヵ月で7万円(仮想建値化解除1円分)くらいになる。

2つ目は固定ポジションが成功したときの利益。

仮想建値化を解除して固定ポジションを建てることは、一時的にくるくるワイド全体の資金管理のバランスが崩れた状態になる。

けど当然背負ったリスクに対して十分な見返りがあればこれは戦略としては正しいわけで。

固定ポジションはロットが大きいので成功したときのリターンも大きい。

仮想建値化解除=>固定ポジション=>再度仮想建値化が成功すれば、失敗による損失を十分カバーできるのではないかな。これはピンポンと同じだね。

過去の私のくるくるワイドの運用ではどうしていたのか?

私が固定ポジションをしっかり実践したのは2回目の運用からだった。この時は固定ポジションはトラップ益と見込み複利益の何割かを使って仕掛けていた。

これはストップが近いピンポンのような感じかな。

なので単純に仮想建値化解除=>固定ポジションというやり方はしてなかったと思う。

くるくるワイドの基本のバランスを常に保ったまま運用していたということ。

本体利益=トラップ含み損+ヘッジトレード含み損

これは1回目の運用が終わった後くらいに書いた記事だけど。今読み返すとこれはちょっと間違ってるかな。

今の段階ではどちらの考え方で固定ポジションを運用すればいいのかはわかならいな。

資金管理のバランスを崩して攻めたほうがいいのか、複利益の範囲内で手堅くやるのがいいのか。結局はこれも裁量なのかな。

これからのくるくるワイドの運用で意識して考えるようにしてみよう。

2020年12月23日追記

コメントで質問をもらったので追記です。

例えば「くるくるワイド投資術」のp110のように仮想建値化してもヘッジトレード益が余った場合に、この余ったヘッジトレード益を使って

固定ポジション=>仮想建値化(固定ポジションを決済)=>価格を戻したところで再度固定ポジションを作る

というのは間違ってないですし、くるくるワイドの資金管理の基本に従ったものです。

でも単純に価格が戻したから仮想建値化した分で固定ポジションを建てようと考えると、ヘッジトレードの通貨量との辻褄が合わなくなります。

そもそも仮想建値化するのはヘッジトレードの通貨量を下げないためです。

逆行すると仮想建値を使って建値を下げます。ヘッジトレードの通貨量はこの下げた建値で計算します。

そして価格を戻したとき、ヘッジトレードは確実に塩漬けになっています。

この時、塩漬けになっているヘッジトレードの通貨量は?仮想建値で下げた建値を使って計算したものですよね。

ここで単純に仮想建値化を解除して建値を引き上げるとどうなるか?

当然下げた建値を使って計算したヘッジトレードの通貨量と合わなくなります。

それと実際のくるくるワイドの運用では、「くるくるワイド投資術」のp110のようにヘッジトレード益が余る状況はなかなかないんじゃないかと考えています。

ヘッジトレードは逆行に対する備えなので戻してから入ろうとか、あまり頭を使うのはよくないと思っていて。

魚屋さんも言っていますが、時間を決めるなどして機械的に入った方がいいと思うんです。

裁量で頭を使うべきなのは「複利」と「固定ポジション」です。ピンポンとか先消しも。

それで機械的にヘッジトレードを行うと、塩漬けにならずにレンジを取るようなことは難しいと思うんです。

朝起きたら大きく価格を戻していたとかはあります。こういうのはラッキーです。

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“仮想建値化解除と固定ポジションの矛盾。くるくるワイドの資金管理のバランスが崩れる瞬間があるんだよ。” への4件の返信

  1. 興味深い記事ありがとうございます。
    質問なんですが魚屋さんのやり方では、
    仮想建値化を解除した際、
    出口もその値幅分スライドさせているという事はないでしょうか?
    理解不十分で的外れな事でしたら恐縮です。

  2. たなたなさんこんにちは。

    出口をスライドするほど上に建値を引き上げることも可能ですが、そんなことは考えたこともなかったです。多分これは本来の運用ではないと思います。

    想定レンジの半分以内でレートを追いかけるのがくるくるワイドの基本の運用なので。複利を使ってゴールを引き上げる例はあります。

    仮想建値化解除を行うときに重要なのは、どの時点の建値でバランスが取れるようになっているかということです。

    具体的にはヘッジトレードの通貨量を計算したときに使った建値が重要です。

    ちょっと長くなりそうなので本文に追記しました。

  3. たくさんの追記ありがとうございました。

    1月の方の記事で、
    くるくるワイドの範囲内でというところが自分の中でよく分かってなかったのですが、
    解説頂いたおかげでよくわかりました。
    どうもありがとうございます。

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