くるくるワイドEA【kmTraderLite】の実力は!?ヘッジトレードなしの簡易版くるくるワイドなのか。

くるくるワイドを実践してみるとなかなか難しい。機械が自動的にやってくれれば楽なのになと思う今日この頃。どうやらそう思っている人は私だけじゃないらしく、既に作った人がおりました。

くるめも。というブログ?を運営しているmoyaさんが作ったくるくるワイドのEA。

くるくるワイドEA【 kmTraderLite】

簡単にEAというものを説明すると、FXの自動売買のシステムです。
アプリをインストールする感覚で、自分の好きなEAを入れて自動売買を行うことができます。

日本では対応している口座が少ないので、主に海外の口座とMT4という取引ツールを組み合わせて利用します。EAがアプリとしたら、MT4はスマホやiPhoneと考えれば大体OKです。

moyaさんが作ったくるくるワイドのEAはkmTraderLiteというものです。

https://kurukurumemo.com/about-kmtraderlite/

くるくるワイドEA【 kmTraderLite_AUDJPY 】ダウンロード

詳しくはこちらのサイトで説明されていますが、フルスペックのくるくるワイドではなくて、くるくるワイドの一部の機能を自動化したもののようです。

具体的には以下の3つです。

  1. 本体
  2. トラップ
  3. 複利

本来のくるくるワイドでは以下の5つが主要な構成要素なので

  1. 本体
  2. トラップ
  3. 複利
  4. ヘッジトレード
  5. 固定ポジション

ヘッジトレードと固定ポジションはないんですね。

作者であるmoyaさんの言葉を借りれば「くるくるワイドのベース部分を自動化したEA(エキスパートアドバイザ)」となっています。

これはなるほどといった感じですが、ちょっと私とは考えが違うなとも思います。
私が考えるくるくるワイドのベースは本体、トラップ、ヘッジトレードの3つだからです。

ただくるくるワイドでEAを作るとしたらこの構成はなるほどといった感じです。
くるくるワイドを自動化しようとすると裁量トレードをどうするかが問題になります。具体的にはヘッジトレードをどうすかが一番の問題なんです。

kmTraderLiteでは一番シンプルにヘッジトレードはやらないと割り切ったみたいですね。

ただこうなると懸念点として逆行時のリスク対策がどうしても弱くなるなと思います。

ヘッジトレードもないので固定ポジションもありません。

逆行時の対策がトラップだけだとしたらかなり弱いです。

しかも複利は行うのでトラップ益をすべて複利に回すとしたら、さらにバランスが悪くなると思う。
逆行時はひたすら耐えて、相場が戻るのを待つような運用になるのかな。複利が切れるとかなり苦しい展開になりそうだね。

おそらくヘッジトレードがないので仮想建値の概念も入っていないんじゃないかな。というかそもそも逆行時にトラップ幅も広げたりしていない可能性もある。
そうなると逆行から戻したときに、トラップの含み損が本体益を上回りそうな気もするし、具体的な実装がいろいろ気になるところ。

バックテストの設定でAUD/JPYで上が110円下が50円という設定で動かしているから、トラリピの資金管理がベースになっていてその辺はうまいことやっているのかも知れない。

どのみち逆行時の対策がトラップのみなので、実際の運用ではくるくるワイドとはかなり違う特性になるのかなと思う。

自分がくるくるワイドを自動売買(EA)するなら、moyaさんとはちょっと違う風にするかな。

というのも今やっている10万円くるくるワイドはトレードルールが厳密に定まっているのである程度は自動化できるんだよね。とはいってもこれもくるくるワイドの全てを自動化できるわけではなくて

  1. 本体
  2. ヘッジトレード
  3. トラップ(価格グリッド)
  4. 仮想建値

この4つは自動化できる。固定ポジションと複利はちょっとまだ難しいけど、複利はなんとかなりそうな気がするんだよね。

ヘッジトレード(裁量トレード)の自動化はどうするんだ?という質問が飛んでくるかも知れないけど。これは10万円くるくるワイドの運用レポートを読んでもらえればある程度察しはつくと思う。

とりあえず自分の考えとしてはくるくるワイドの根幹はリスク対策にあると思っているし、その基本的な構成要素としてヘッジトレードはどうしても外せないんだ。

と思ってたら、くるくるワイド投資術ではヘッジトレードなしの簡易版くるくるワイドの運用実績が載っていたのでまたよく分からなくなったよ。魚屋さんにはホント頭が下がります。

実際今運用している10万円くるくるワイドでもヘッジトレード益とトラップ益を仮想建値に全振りしても逆行に追いついていないし。逆行対策がトラップのみだったら相当辛いと思うんだ。

まぁ現状厳密な複利のトレードルールを模索中なのでカウンターの弱さはどうにかしたいところなんだけど。くるくるワイドの考え方として確定益をどういった配分でヘッジと複利にあてるかが重要で悩ましい問題なんだよね。

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“くるくるワイドEA【kmTraderLite】の実力は!?ヘッジトレードなしの簡易版くるくるワイドなのか。” への2件の返信

  1. こんにちは、記事更新お疲れ様です!

    ポンポチさん凄い頭いいですよね。
    重要なポイントを押さえてしっかり整理されてて。
    自分の理解が正しいか答え合わせのように記事読ませて頂きました。

    とにかくリスクはどれかの利益と繋がっていて、どれかを外してしまうと、どこかのリスクがカバーできなくなるというか、全体のバランスがおかしくなりますよね。
    積極的に攻めるけど、そのリスクは常にどこかでフォローされていて、よく考えられてます。

    だから最初の本体のリスクをカバーしきるまでが勝負ですよね。

    利益とリスクの集計を、変わりゆく状況の中で間違わずにやり続けて、余った利益を攻撃に使っていく。

    これが基本的な流れだと思うので、まずは出来る所までEA化頑張ってみようかなと思います。

    また来ますね~。

  2. RJさんこんばんは。

    確定益をどういった配分で複利とヘッジに回していくか。結局くるくるワイドはバランスなんですよね。

    ただバランスという言葉で終わらせてしまうとそこで止まってしまうので、できるだけ自分なりのルールを決めて運用するようにしています。

    EA化まではわからないですが、単純にトラップ幅とヘッジトレードの通貨量、仮想建値の計算をやってくれるだけでも結構助かります。これくらいなら頑張ればエクセルでできそうですけど。

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